この度、摂食障害になりました。

摂食障害になった私のきっかけから、現在に至るまで。

芸能人と私の違い。

*拝啓、旦那様

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「実はさ、相談したいことがあるんだ」

夕食後ワインを飲んでいた事もあり、酔の力をかりて喋り始めた。

私は夫に言おうと決心していた。
この症状は普通じゃないとわかっていたし、夫には隠したくなかった。
自分勝手ではあるが理解して、一緒に戦ってほしいと思っていた。


「最近、ご飯が普通に食べれない。」

夫は何を言っているんだという目をしている。


「ご飯を食べると、吐いたり吐きたい気持ちになる。」


 ーよし、言った。よく言ったぞ!

自分を褒めた。


それから全てを打ち明けた。
カロリーの高い物が怖くて食べれない、食べたら吐きたくなる、自分の体型が醜く見えて仕方ないと。

同時に涙もボロボロ出てきた。


夫は何も言わず、頷いて聞いてくれた。

「彩は太っていないし、もう痩せることはしなくていいよ。」

 

もしろ太ってるなんて思った事一度もないよ。



彩は芸能人の体型みたいになりたいと思っているかもしれないけど、そんな風には絶対なれないよ
彼女たちは皆に見てもらう仕事なんだから、体型維持する事でお金をもらっているんだよ。

その努力も沢山している。

パーソナルトレーナーを付けているし、食事管理もシェフがしてくれてる。

彩は芸能人ではなく一般人なんだから。
彩があの体型になるにはお金がうんと掛かる。

今のままで十分じゃないか。


確かに。
私の好きな歌手は憧れの体型をしていたが、パーソナルトレーナーを付け、ジムに行けないときはエアー縄跳びを15分、エアーランニング、ヨガをしているとネットに書いてあった。

食事もヘルシーで高タンパクな物を専属シェフが作っているとも。

私にそんなことができる?
できるわけが無い。

私はモデルでもないし。
体質的にも太りやすいし、甘党のただの一般人だ。
しかも、運動嫌いで
子供の頃にした足の病気で医者からは極度な運動も避けるように言われていた。


雑誌に出てる人は芸能人であって、写真の補正だってきっと沢山している。
そんなパーフェクトな人達で沢山の努力をしていてもたまに激太りをして紙面を賑わせたりもしている。

そう言われたら少し諦めもついた。


そして、私は決めた。

昔の私に戻りたい、絶対に治す!!!


夫は私を優しく抱きしめた。

「どんなに太ったって、痩せたって、大丈夫。
彩を見た目で選んだわけじゃないよ。
骨っぽいからもっと、肉がついたほうがいい。
女の子なんだからぽっちゃりくらいがいいよ。」


有難う。
受け止めてくれて、有難う。

 

そう考えてみれば、ご飯を食べない女の子よりも

にっこり笑って「食べ過ぎちゃったよ~♪」って言う女の子の方が可愛いに決まってんだ。

 

私もそうゆう女の子にまた戻りたい!

 

とことん戦ってやる、この病気と。