この度、摂食障害になりました。

摂食障害になった私のきっかけから、現在に至るまで。

さようなら、希望

 *苦痛だった不妊治療

 

 

f:id:penxxpenxx:20180421213527j:plain


婦人科に行くことに抵抗はなかった。

「では、こちらに足を乗せてください。
 台が動きますね。」

ウィーンという音と共に台が移動して足を開いた。
医者が機械を挿入して、内膜や卵子の状態を見てくれる。

「全然、育ってないね。
 薬増やしてまた明後日来てね」

会計は自己注射代と診察代合わせて数万円だった。


いくらお金を掛けても卵子さえ大きくならず、排卵までこぎつけても妊娠にも至らない状態だった。


最初はクロミッドを飲んでいたが、こちらも最初はピル同様副作用が酷かった。
吐き気、胸焼け、浮腫による体重増加。
何もしてないのに体重増加するのは私の精神状態をかなり悪化させた。

クロミッドでも育たないので自己注射も始めた。
お腹にシャーペンの芯の様な注射を自分で刺す。

痛みはあまり無いが値段が高い。
最初は効果があったが、その内育ちにくくなった。

何万円掛けても生理が来る。
下手をすればお金をかけて育てた卵子排卵にもならず、ピルで生理を起こす。

病院の帰り道いつも思う

今まで正常だったのに、普通に生理来てたのに、あの時だったら普通に妊娠してたのかな、親に孫も抱かせられないのかと思うと惨めな気分だった。


次こそは大きくなってるかもと思って病院に行くと

「まだ、排卵させるには…。明日も病院来てください。」

お医者さんの寂しい通告だ。
苦しかった。

このお金があったら旅行に行けたな、と思った事もあった。

不妊治療は時間もお金もかかる。
何日も連続で病院に行くこともザラでした。

有名な病院だと待ち時間は数時間。
診察はものの10分。
明日こいと言われたらまたそれを繰り返す、明後日も、明々後日も。


 【なんで、私だけ】

芸能人や友人の妊娠報告が辛くて泣きまくった。

 

お腹の大きい女性が羨ましかったし、あの人はちゃんと排卵したんだ

ちゃんと生理があるんだ。

 

人を妬む醜い自分が誰よりも嫌いだった。

お医者様にこのままでは妊娠はできないのでステップアップしましょう

 

それはギャンブルだった。

 

数十万かけて顕微授精してもダメな時はダメ。

この時、不妊治療の記事を読み漁っていたから、何百万かけても授精しない人がいることも知っていた。

そう、言われた時に諦めが付いた。
顕微授精させても出来ないと思っていた。

あまりに育ちが悪い。
内膜も厚くならない。
体温も綺麗に上がらない。
不正出血もしたし、生理が長く続いて終わらないこともあった

夫とタイミングが合わず喧嘩する事もあったし、折角排卵があっても出張で事に及べない事もあった

 

可能性は低すぎるし、夫も反対だった。

 

「健康であればいつか赤ちゃんきてくれるよ」


もう辞めよう。


健康的な体を作れば赤ちゃんは自然に来てくれるかもしれないのだから。

取り敢えず生理が自然に来る体作りをしよう。


執念を手放したら、とっても気持ちが楽になった。


夫と私。

今の人生を沢山楽しんで生きよう!!
今まで不妊治療した年数5年、掛かった金額は計算できない。



*1

 

*1:

独身でダイエットに一生懸命な人は

赤ちゃんをとるか、自分の美容を取るか。
よく考えてもらいたい。

 

間違ったダイエットをすると赤ちゃんを諦めることになります。

私は今沢山の後悔をしている。

新しい土地

 *新しい土地

f:id:penxxpenxx:20180421212448j:plain

 


そこは、全く見たことがない風景だった。

治す宣言をした後、急遽夫の転勤が決まった。
新幹線に乗ること数時間。

転勤した時期が冬だったので一面真っ白の雪景色だった。

コンビニ、スーパーはすぐ近くにあったが
おしゃれなレストラン、カフェはなく娯楽施設までは車で20分、最寄り駅まで歩いて20分、電車は1時間に3本。

家賃も今までより安いので実家に預けていた私の犬を連れてきた。
二人プラス一匹の新しい生活が始まった。


治すためには何をしようか。
取り敢えず経験者の話、体の作り、健康的な食事療法を知りたいと思った。

幸いにも歩いて20分行ったところに図書館があったので好きな小説家の本と一緒に摂食障害の本、体に良い食生活の本を読み漁った。

本を読んで一時的に食べる量や症状は収まるものの数週間後にはもとに戻った。


本には砂糖中毒の事や、摂食障害のデメリット(歯が溶ける、肌がボロボロになる、不妊)について書いてあり
更にこのままじゃいけないと思った。


そして新しい土地に来た今、もう一つやりたいことがあった。


不妊治療”だ。

私にとって治療は地獄だった。

芸能人と私の違い。

*拝啓、旦那様

f:id:penxxpenxx:20180421211610j:plain


「実はさ、相談したいことがあるんだ」

夕食後ワインを飲んでいた事もあり、酔の力をかりて喋り始めた。

私は夫に言おうと決心していた。
この症状は普通じゃないとわかっていたし、夫には隠したくなかった。
自分勝手ではあるが理解して、一緒に戦ってほしいと思っていた。


「最近、ご飯が普通に食べれない。」

夫は何を言っているんだという目をしている。


「ご飯を食べると、吐いたり吐きたい気持ちになる。」


 ーよし、言った。よく言ったぞ!

自分を褒めた。


それから全てを打ち明けた。
カロリーの高い物が怖くて食べれない、食べたら吐きたくなる、自分の体型が醜く見えて仕方ないと。

同時に涙もボロボロ出てきた。


夫は何も言わず、頷いて聞いてくれた。

「彩は太っていないし、もう痩せることはしなくていいよ。」

 

もしろ太ってるなんて思った事一度もないよ。



彩は芸能人の体型みたいになりたいと思っているかもしれないけど、そんな風には絶対なれないよ
彼女たちは皆に見てもらう仕事なんだから、体型維持する事でお金をもらっているんだよ。

その努力も沢山している。

パーソナルトレーナーを付けているし、食事管理もシェフがしてくれてる。

彩は芸能人ではなく一般人なんだから。
彩があの体型になるにはお金がうんと掛かる。

今のままで十分じゃないか。


確かに。
私の好きな歌手は憧れの体型をしていたが、パーソナルトレーナーを付け、ジムに行けないときはエアー縄跳びを15分、エアーランニング、ヨガをしているとネットに書いてあった。

食事もヘルシーで高タンパクな物を専属シェフが作っているとも。

私にそんなことができる?
できるわけが無い。

私はモデルでもないし。
体質的にも太りやすいし、甘党のただの一般人だ。
しかも、運動嫌いで
子供の頃にした足の病気で医者からは極度な運動も避けるように言われていた。


雑誌に出てる人は芸能人であって、写真の補正だってきっと沢山している。
そんなパーフェクトな人達で沢山の努力をしていてもたまに激太りをして紙面を賑わせたりもしている。

そう言われたら少し諦めもついた。


そして、私は決めた。

昔の私に戻りたい、絶対に治す!!!


夫は私を優しく抱きしめた。

「どんなに太ったって、痩せたって、大丈夫。
彩を見た目で選んだわけじゃないよ。
骨っぽいからもっと、肉がついたほうがいい。
女の子なんだからぽっちゃりくらいがいいよ。」


有難う。
受け止めてくれて、有難う。

 

そう考えてみれば、ご飯を食べない女の子よりも

にっこり笑って「食べ過ぎちゃったよ~♪」って言う女の子の方が可愛いに決まってんだ。

 

私もそうゆう女の子にまた戻りたい!

 

とことん戦ってやる、この病気と。

その代償

*その代償

 

f:id:penxxpenxx:20180421210425j:plain



吐くことを始めてからは色々な症状が出始めた。

その一つに、座って大人しくすることが嫌いになった。

動けばカロリーを消費する、座っていると消費カロリーは少ない。
それを知っていたので

 朝起きたら家の掃除
 昼食後は買い物
 夕食後は1時間の散歩

動かない時間はなかった。
夕食後の散歩は夫のいない時だけ行っていたが、夫はこの時一ヶ月間いないこともザラにあったのでひとりでせっせと動き回っていた。


雨の日は最悪だ、家にいる事しかできない。
そんな時は食べる量を調整した。


当時私が食べていたものは

 朝 パン一枚、ヨーグルト
 昼 大盛りのサラダ
 夜 サラダに豆腐

この頃にはカロリーの高い肉は殆ど食べず、タンパク質は卵、大豆、魚介類、せいぜい鶏のササミのみだった。


食べる量を見てわかるかもしれないが私は拒食症ではなく、普通食嘔吐とという病気だった。

普通の人には通常もしくは少ない量でも私にとっては食べすぎだと思っていた。


この頃は甘い物を食べるのも怖くて買ったりはしなかったが、たまに無性に食べたくなり口に入れたら最後制御が効かないほど食べてしまう。

食べてしまった罪悪かんでその後はトイレで全てなくなるまで吐いた。

そして次は吐いたことの罪悪感で押しつぶされそうになる。

 

 ー吐く事は悪い事なのに何で、吐いた!

  吐くくらいなら食べるな。


苦しくて、自分が嫌いすぎてこの世から消えたくなる衝動が幾度も押し寄せる。

このあとは体重が増えていないか、体重計に乗る。

 

 ー増えてる。

 

さっきのお菓子だ、どうしようとパニックに陥る。

 


この頃には生理は自力で来なくなった。
BMIは恐ろしく低いわけではなかったがストレスのせいかどんどん周期が延びていた。

私は今まで周期通り、体温はしっかり2層だったので
生理が来なくなり病院で体温を記録しろと言われ低温期だけのグラフを見て落ち込んだ。

新婚だったし、子供もその内なんて考えていたが希望は薄れた。

初めてピルを飲んだときは胸焼け、腹痛に襲われ粥しか喉を通らなくなったがある意味、喜んでる自分もいた。

 ー粥はカロリーが低いから体重が増えなくていいや。

でも実際には酷い浮腫で食べていないのに体重が増え心をかき乱された。


 ーなんで、こんな増えるの!!


ピルを飲むと酷い精神状態になるので飲みたくなかったが、飲まないと来ない。

インターネットを見ると3ヶ月来なかったら病院に行きなさいと書いてあったので(子宮が小さくなって不妊になるとの事)
仕方なくまた薬を貰いに行った。

 

あんなに煩わしかった生理が今では恋しくて仕方がない。

こんな事するとは思いもしなかった

*あなたは誰

f:id:penxxpenxx:20180421205613j:plain


結婚してからは一人の時間がかなり多くなった。


夫の仕事は出張も多かったので、私は一人で過ごす日が必然的に増え大家族で育った私には思った以上のストレスを感じた。

そんなある日、夫が1.5リットルのアイスクリームをお土産に帰ってきた。

私は昔からアイスクリームに目がなく、特にゴロゴロと具材の入ったチャンクアイスクリームが大好きだ。

結婚式も目前に控え、こんなカロリーの高い物食べタラ駄目だと思いながらもランチの後にパクリ。

おいしー!!
もっと食べたい!!

気がついたら3/1は食べていた。

こんなに食べちゃった。

恐る恐るカロリー表示を見ると
100g250kcal
摂取したカロリーは恐ろしいほどである。


 ーどうしよう、どうしたらいいの

洗面所で頭を抱えていたら、どこからか

「吐けばいいよ」
そんな声が聞こえた気がした。


今までテレビで見たことがあった。
食べたものを吐くという行為。

 

 ーそうだ、吐いてみよう

今回だけなら大丈夫。

 

 

テレビで見ていたときは他人事だった。

世の中にはこういう人が、こういう病気のひとがいるんだなーって。

まさか自分がこんな事をするときが来るとは…。
 

指を二本喉に突っ込むと
えずくものの、なかなか出てこない。
苦しくて涙も出てきたが、更に堪えたらやっと上がってきた。


恐らく全部出ただろうと思うところでやめ、顔を上げた

鏡に写った私と目が合う。


 ーこれは、私?

そこには苦しさのあまり涙で濡れ、疲れて顔色の悪い自分がいる。

まるで他人の様で薄気味わるかった。


 ーこんな事良くない、もう二度とやらない

そう思ったのに『痩せたい願望』はそれから何年も私を逃しはしなかった。


出会いは運命的に

*似たもの同士

 

f:id:penxxpenxx:20180421204756j:plain



私がこんなダイエットを始めた経緯を話したい。

小学生の時は痩せていた、笑えるのだが足は鹿の様と近所の人にはよく言われたものである。

「彩ちゃんはいつ見ても足細くって鹿みたいだね」

 


中学生に上がり友人と近所の駄菓子屋によく行くようになったし、母譲りで食べることも大好きだった。

週末には母と一緒にアメリカンダイナーでハンバーガーを頬張り、アップルパイもセットで食べた。

我が家は祖母、祖父、両親、兄、私と大家族だったので夕食は大皿料理でした。
母に「食べ過ぎちゃうから私の分だけ別に盛って!」と訴えた事もあったが数日後にはいつも通り大皿に戻った。


こんな食生活だったので中学生三年の時は一番太っていた。
体重はハッキリ覚えていないが68キロ近くあったと思う。

高校に上がりこのままではまずいと思いダイエットを決心した。
手始めにカロリーブックを買って、おやつは200カロリー以内を意識したところ4キロ近くは楽に落ちた。
この頃は好きに食べていたし、やった事はお菓子はなるべく食べないそれだけだった。

それからずっと25歳まではそんなダイエットをしていた。
社会人になってから仕事帰りにジムに通った事あったが、運動が好きではなかったので長くは続かなかった。

この頃には食べ物で見るだけでその食べ物が何kcalかわかるレベルになっていた。
私の脳にはカロリー辞典がダウンロードされていた。


25歳で今の夫と知り合い
お互い旅行好き、食べるの大好き!すぐに意気投合してすぐに付き合い始めた。
三ヶ月の海外出張後馴染みのレストランでプロポーズされ結婚式は来年に決定した。


夫は私と似ていた。
中学時代体重は90キロ近く。
コンプレックスでその後運動に励んだ。
知り合った時にはお互いにダイエットのプロの様な状態でした。

よく二人でジムに行き、帰りにはササミサラダを貪っていた。

二人で筋肉が付いてきたとか、まだここに肉が付いてるから頑張らないと等、コミュニケーションをとって高めあってきた。

その頃から少しずつわたしの中で摂食障害の蕾は膨らんでいる事を私は知る由もなかった。

細い体が欲しい。

欲しい服を悩まずに買える体型がほしい。
写真で撮られても恥ずかしくない体を。

今思えば、痩せたい気持ちに毎日を操られていた。


 *相棒の体重計

 

f:id:penxxpenxx:20180421204129j:plain



体重計が嫌い、でも乗らずにはいられない。

服は下着以外は脱いだ、トイレも済ませた、息も思いっきり吐いた

 ーよしっ、乗るぞ

今日、何回目かの体重計に乗った。


 ー0.3キロ増えてる。


それだけで憂鬱だった。
昼から水も飲んでないのに、なんで増えたんだろうか。


当時の私は朝、昼、夕方、夜と一日に何度も体重計に乗っていた。
当時の私にとって体重計は"価値をはかる物差し"だった。

増えればご飯は食べない、減っていたら嬉しくってもっと減らすためにご飯は食べない。
体重の良い数値(痩せた数値)を出すためにストイックにダイエットに励んだ。
水を飲んで体重が増えるのも怖かったし、測る前は必ずトイレで用を足す。
息だって体重を左右したら嫌で必ず吐ききった状態で乗った。

体重計に乗る日課ができたのは、インターネットで得た知識だった

「朝晩体重を測るだけで痩せる!

原理は簡単だ、朝より晩の方が体重が大きく増えていたら翌日に体重は増える。
あまり増えていなければ翌日痩せていると。

毎日測るうちにコツを掴み、朝より増えた数値が0.5キロ以内であれば翌日痩せているとわかってきた。
当時は太っていたこともあり少し食事の量を減らすだけで面白いように痩せていった

そしてそれと並行して始めたのがレコーディングダイエットだった
一日に食べた物を書き出しカロリー計算をしていく。
カロリーが高いものがあれば次からはなるべく食べない、もしくは食べる量を減らす。

体重計とレコーディングは私の親友になった。
カロリーが高いものは『悪い食べ物』
体重が増えるのは『醜いこと』

私の考え方は少しずつ歪んでいった。
カロリーを摂らないことが『良いこと』になった。




【以下広告です】


お小遣いサイト モッピー 

累計600万人が利用しているポイントサイト!

タダでお小遣いが貯められるコンテンツが充実★

貯めたポイントはAmazonギフトやiTunesギフト、

Webmoney、現金等に交換できちゃう♪


なんと、モッピーを通じて

\月間50万円以上/獲得している方も


簡単1分 無料会員登録しよう♪

http://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=WZrBe183


登録が完了したら、メールが届くよ!

メール内記載のURLにアクセスしてみよう♪


他にもアプリダウンロードや無料会員登録をするだけで

どんどんポイントが貯まっちゃいます!!


さらにあなたのタイプに合わせてお小遣いを貯めよう♪

▼▼▼ 遊びながらで貯めたい方必見 ▼▼▼

\完全無料/毎日見るだけ♪遊ぶだけ♪

PCでもスマートフォンでも参加OK!

タダでお小遣いが貯められるコンテンツが充実!

▼▼▼ ショッピングで貯めたい方必見 ▼▼▼


\ショッピングページがリニューアルOPEN/


ネットショッピングするだけでポイント貯まる♪

最大50%OFF!人気のショップも充実!

今だけ限定キャンペーンも実施中★

▼▼▼ ゲーム課金で貯めたい方必見 ▼▼▼

モッピー経由でアプリを起動して<br>

普段通り課金するだけで課金額の2%を還元!<br>

お気に入りのゲームで楽しみながらポイントを貯めよう!


▼ 簡単1分 無料会員登録 ▼

http://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=WZrBe183

★★ 貯めたポイントを交換しよう ★★

モッピーは1P=1円であらゆる交換先に対応!

貯めたポイントは<br>

現金や電子マネー、ギフト券に交換できちゃうよ♪

【現金】

全ての金融機関を取り扱っています!

nanacoポイント、楽天EdyWebMoneyWAONポイント

iTunesギフトコード、Amazonギフト券Vプリカなどなど

>>さあ!今すぐお小遣い貯めちゃおう☆<<

http://pc.moppy.jp/entry/invite.php?invite=WZrBe183