この度、摂食障害になりました。

摂食障害になった私のきっかけから、現在に至るまで。

さようなら、希望

*苦痛だった不妊治療 婦人科に行くことに抵抗はなかった。「では、こちらに足を乗せてください。 台が動きますね。」ウィーンという音と共に台が移動して足を開いた。医者が機械を挿入して、内膜や卵子の状態を見てくれる。「全然、育ってないね。 薬増やし…

新しい土地

*新しい土地 そこは、全く見たことがない風景だった。治す宣言をした後、急遽夫の転勤が決まった。新幹線に乗ること数時間。転勤した時期が冬だったので一面真っ白の雪景色だった。コンビニ、スーパーはすぐ近くにあったがおしゃれなレストラン、カフェはな…

芸能人と私の違い。

*拝啓、旦那様 「実はさ、相談したいことがあるんだ」夕食後ワインを飲んでいた事もあり、酔の力をかりて喋り始めた。私は夫に言おうと決心していた。この症状は普通じゃないとわかっていたし、夫には隠したくなかった。自分勝手ではあるが理解して、一緒に…

その代償

*その代償 吐くことを始めてからは色々な症状が出始めた。その一つに、座って大人しくすることが嫌いになった。動けばカロリーを消費する、座っていると消費カロリーは少ない。それを知っていたので 朝起きたら家の掃除 昼食後は買い物 夕食後は1時間の散歩…

こんな事するとは思いもしなかった

*あなたは誰 結婚してからは一人の時間がかなり多くなった。夫の仕事は出張も多かったので、私は一人で過ごす日が必然的に増え大家族で育った私には思った以上のストレスを感じた。そんなある日、夫が1.5リットルのアイスクリームをお土産に帰ってきた。私は…

出会いは運命的に

*似たもの同士 私がこんなダイエットを始めた経緯を話したい。小学生の時は痩せていた、笑えるのだが足は鹿の様と近所の人にはよく言われたものである。 「彩ちゃんはいつ見ても足細くって鹿みたいだね」 中学生に上がり友人と近所の駄菓子屋によく行くよう…

細い体が欲しい。

欲しい服を悩まずに買える体型がほしい。写真で撮られても恥ずかしくない体を。今思えば、痩せたい気持ちに毎日を操られていた。 *相棒の体重計 体重計が嫌い、でも乗らずにはいられない。服は下着以外は脱いだ、トイレも済ませた、息も思いっきり吐いた ー…

初めまして。

ブログに訪問してくださり、本当に有難うございます。 彩ayaと申します。 誰かの助けや、救いにならないかと思い私の摂食障害人生をブログに書く事を決意いたしました。 本人にしかわからないこと、悩んでるご家族の方、どう治療したらいいのかわからない…な…